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VOCE(みんなの声)

卒業生の声

Kさん

東京音楽大学音楽学部フルート専攻卒業

私は小学校6年生で音楽教室に通い始めました。それまでは自分と同じように音楽を勉強している人と出会うことがなく、音楽教室に通って初めて、音楽仲間に出会うことができました。子供の頃を思い返してみると、これは私にとっては結構大きなことだったなと思います。私は個人レッスンに通っているだけだったので、学校以外の友達もなかなかいませんでしたが、音楽教室に通い始めて世界が一気に広がりました。年齢も楽器も関係なくたくさんの音楽仲間ができたことで新しくひとつ居場所ができたようなそんな気持ちでした。音楽教室で出会った友達はほとんどがピアノやヴァイオリンなど自分とは違う楽器の子達でしたが、仲良しでありながらどこかライバルのような、お互い良い刺激を与えられる関係だったと思います。そして10年以上たった今でもそれは変わりません。

音楽を続けてきてよかったなと思うことは色々ありますが、そのうちの大きな1つは、普通の生活(何をもって普通と言うのかはわかりませんが、、笑)を送っていたら出会わなかったであろうたくさんの素敵なひとたちと出会えたことです。辛くなったとき、このひとたちと繋がっていたいから頑張ろう、そんなことを思った日もありました。これからの出会い、これまでの出会い、すべてを大切にしていきたいと思う今日この頃です。

Kさん(ピアノ)

パリ国立高等音楽院とリヨン国立高等音楽院に在籍中

「音楽教室に学んで」

私は小2から入室しました。最初は元龍池小学校、次に元有済小学校、次に京都堀川音楽高校と移転した3ヶ所で学びました。とりわけ昭和レトロな木造校舎の2校は、窓ガラスにあたる風の音、廊下の軋む音、引き戸の甲高い音。

教室に行くと、その音たちに迎えられてるような気がしたものでした。

授業はソルフェージュをはじめ、リトミック、合奏、合唱、作曲や鑑賞などがあり、今思うとかなり高度な内容でとても贅沢な時間でした。

そして音楽教室と言えば創作オペレッタです。初めてオペレッタの役をいただいたのは、小2の春に行われたミニオペレッタ「走れメロス」でメロスの妹役でした。舞台の真ん中に立った時はドキドキとワクワクが交じっていたこと。在室中最後に参加した作品「セロ弾きのゴーシュ」ではネコの役で、可愛い衣装を着てメイクもして貰い嬉しかったこと。などなど他にもたくさんの思い出があります。

私は現在フランスに住んでいて、音楽院に通いながら仕事で子ども達に歌とピアノを教えています。その時にいつも思うのは「教える」ことの難しさです。そんな時、ふと浮かぶのが音楽教室の先生方です。いつも穏やかに子どもの目線に立って、わかり易く話してくださっていたことを思い出します。私も先生方のようにふんわり包み込めて、音楽の楽しみを伝えられるように毎回奮闘しています。

音楽教室は「音の楽しみ(音楽)」と根っこ(基礎)の部分を教えていただき育てて貰った場所です。幼少期から現在に至るまで、教室での学びは時にその記憶が現れて、知識だけでなく音楽と人との繋がりや関わり方も学べたように思います。音楽教室での8年間は私の大切な宝物です。

Kさん (ヴァイオリン)

金融機関営業職

毎週土曜日は「京都子どもの音楽教室の日」、だったのは私が物心ついた頃からでした。

当時、ただのヴァイオリン少女だった私が音楽教室に在籍するようになって音楽の仲間に触れ、音楽と共に体を動かすリトミックの楽しさに、そして弦楽合奏のわくわくを知るようになったのです。

よくもまぁ毎週毎週休むことなく中学3年生まで通うことが出来たなぁ、とふと思う時があります。そこに通えば会える仲間がいて、憧れの先輩のお姉さん、お兄さんがいて、とっても恵まれた場所であったことを、高校大学を卒業した今になって痛感しています。私がヴァイオリンを辞めずにいられたのは間違いなく音楽教室の存在があったからです。

もちろんそこにはたくさんの方のご尽力、なにより子どもの元気があって「京都子どもの音楽教室」は今日も開催されているのでしょう。

私は、堀川音楽高校、京都芸大を卒業して5年目になりました。私自身は、卒業後一般企業に就職しました。音大出身なのにどうして?と聞かれることは1回や2回どころではありません。音楽の道に進むこともそうでなくても何かに全力で打ち込んだことを誇りに思っています。特にこの文章を読んでくれている在籍中のみなさん。今後ふと自身のこれから先を考える瞬間、漠然とした不安に駆られる日がやってくるかもしれません。もしその時が来たら、思い出してほしいと思うのです。全身で音楽を楽しんでいた日のことを。その姿を。そして一緒にいた仲間の存在を。きっと支えになってくれることでしょう。教室で出会った仲間や先生方、これまでの経験が私を支えてくれていることを実感しています。

Kさん(2022年度卒室生)

私は、約3年半音楽教室に通わせて頂きました。

週に1度の合唱や聴音、音楽理論の授業、そして、年に1度行われる定期演奏会や2年に1度のオペレッタなど、全てが楽しかったです。

合唱でみんなと声を重ねたり、オペレッタでのヴァイオリンとのアンサンブルなど、貴重な経験が沢山出来ました。なかでも、定期演奏会の第1次、第2次オーディションは、今まで味わったことのない緊張感でした。

受検準備クラスでは、聴音や視唱、音楽理論など難しくなったと感じましたが、色々なことを教えて頂き、毎週楽しみでした。特に、ヴァイオリンとチェロの聴音はとても感動しました。

今、大好きなピアノを続けることが出来るのは、先生方や家族の支えがあるからだと思います。高校に行っても、仲間と切磋琢磨しながら音楽についてより深く学んでいきたいです。

高校生活は不安もありますが、この音楽教室で教えて頂いたことを忘れずに、これからも頑張っていきたいと思います。

Nさん(2022年度卒室生)

小6から4年間、A合奏でお世話になりました。

はじめはみんな上手だし、聴音も難しいしでどうしよう、と思っていましたが、優しい先生にいい友達と一緒に楽しく過ごすことができました。

途中からコロナ禍で、リモートレッスンも少し不便でしたが、最後のスプリングコンサートはお客さんからたくさん拍手をもらって嬉しかったです。後輩の皆さんには、コロナ禍のときの時間を取り戻すように、ぜひ長く続けてほしいです。

まだまだ知らないことできないことばかりですが、音楽の勉強は続けていきます。

またコンサート聞きに来ます、ありがとうございました!

京都堀川音楽高等学校施設内にて毎週土曜日開講
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