京都子どもの音楽教室 京都市立芸術大学音楽学部 音楽教育研究会

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VOCE(みんなの声)

室長ご挨拶 大嶋義実

あるのにないもの、ないのにあるもの

前室長 大嶋義実みなさんこんにちは。室長の大嶋義実です。音楽教室の先生なのに、おおしませんせいは音楽が大嫌いです。なぜなら音楽にはいろんな規則があるからです。覚えなければならないこともいっぱいあって頭がいたくなってしまいます。

でも本当は嫌いというのはウソです。本音を言うと「好き」で、「好き」で、「好き」でたまりません。「好き」をあと百万回言ってもまだ足りないほどです。それなのに大嫌いと書いてしまったのは、音楽の勉強を始めた頃、どうしても規則を守れなかったり、すぐに約束事を忘れてしまったりしたからです。思い通りにならない音楽に八つ当たりをしちゃったんですね。いまでも思うような音楽ができないと、大嫌いって感じることがあります。それでもやっぱり、音楽に対して「好き」×100万回以上の気持ちが止まらないのは、この世界に音楽ほど不思議なものはないからです。

音楽は目にも見えないし、触ることもできません。匂いを嗅ぐことも、味わうこともできません。耳で聞いても、次の瞬間には消えてなくなっています。音楽がどこにあるのか、誰も示すことができません。それでも、確かにそれはあります。「あるのにないのにある」って、ヘン顔するよりもっと変です!!

それどころか、もっともっとびっくりするのは、音楽を聴いたり、演奏したり、作ったりすると、そこには色彩もあれば、温い肌触りもあることがわかってくることです。匂いだってあるし、甘いとか苦いといった味わいだって感じられます。音楽は「無(な)いのに在(あ)る」のオンパレードです。しかも、それらは時間とともにどんどん姿を変えていきます。まるで見たこともない生きものと触れ合って、遊んでいるようにすら思えてきます。

どうやら音楽を勉強するのは、人間の頭では理解できないところに存在する生命(いのち)と出会うためのようです。異界の生命と出会って一緒に遊ぶだなんて、ゲゲゲの鬼太郎か妖怪ウォッチみたいですね。いや、もしかしたら音楽する力を手に入れることは、ドラえもんの《どこでもドア》を手にするのと同じことかもしれません。だって、音楽はどんな時代のどんな場所にでも連れて行ってくれるのですから・・。そのうえ、あちら側の住人たちとこころを通わせる方法まで教えてくれます。普通のひとには見えない仲間を増やしてくれるもの、それが音楽です。時々しんどいこともあるけれど、本物のどこでもドア、がここにはあります。

保護者のみなさまへ

だれもが目に見えるものだけにこころ奪われる時代にあって、その存在さえ不確かな音楽という芸術にこころ向けてくださる優しさに敬意を表します。

音楽を勉強することは、言葉の通じない他者と共感し、共生する力を育むことでもあります。音楽を通して、実にひとは《不在》との間にさえもコミュニケーションを構築できることを学ぶのです。ならばなおのこと、その学びが他者の実存とこころを共にする魂を育まないはずはありません。

中世ヨーロッパの大学において、必修科目である自由七学科に音楽が含まれている理由がここにあります。孔子が何よりも礼楽(礼節と音楽)を重んじるのもおなじ理由からでしょう。

音楽と触れあうことは「うまく生きる」ことにはあまり役立ちません(たぶん)。けれど「よく生きる」ために、ひとのいのちには欠かせないものです(ぜったい)。信頼や慈しみ、愛といった目には見えないけれど確かにあるものの存在を、音楽が教えてくれるからです。

わたくしたちは、子どもたちがこれからの人生を「うまく」ではなく「よく」生きるためのささやかなお手伝いに携われることを誇りに、この教室を運営してまいりたいと思います。

 

運営委員長ご挨拶 岸邉百百雄

運営委員長 岸邉百百雄ほんの少しルールを知っているだけで、そのスポーツを楽しめるのと同じ様に、音楽を聞いたり、歌ったりする事の好きな人にとっても、簡単な基本的知識を持っているだけで、音楽の素晴らしさを、より一層楽しむ事が可能になるのではないでしょうか?

京都子どもの音楽教室では、音楽の基本、基礎の「いろは」から、レヴェルに合わせた少人数のクラスで、丁寧に指導しています。その教育の集大成でもあり、多くの卒業生たちの記憶に長く残る想い出となっているのが、二年毎に行われる「オペレッタ」公演です。

子どもたちが自ら作曲し、全ての在室生が練習を重ねて作り上げる舞台は、他では見られない、京都子どもの音楽教室ならではのイヴェントです。子どもたちが一生懸命、歌い、演技をする姿とその可愛さは、何時見ても感動的なものです。

多くの時間を掛けて準備をし、練習を重ね、子ども達は一つの作品を作り上げていく事の、難しさと楽しさを学びます。又、お互いに自己を主張する事と、皆と協調する事のバランス感覚を覚えていく経験は、将来、立派な社会人になる為の、極めて有意義な訓練にもなっているのではないでしょうか?

皆様にも、一度ご来場頂き、熱気溢れるステージをご覧頂ければと思います。

京都堀川音楽高等学校施設内にて毎週土曜日開講
生徒募集について見学について

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